新人のC言語教育でKNOPPIX
仕事で、今年入りたて新人社員にC言語を教えていました。
自分の年齢の半分くらいの歳、激しいジェネレーションギャップを感じつつ、これが「フルゆとり教育」ってところを実感させられ、さらに今回の新人さんは理系大学以外からの入社ってことで、うちの子どもと会話するような話し方で、技術の話をしなきゃならない状況。ひどく疲れました。
教育用の環境ですが、普段開発に使っている環境は顧客環境と直結と言うことで使えず、かといって初心者にプログラムのさわりを教えることだけに、VC++とか入れるのもどうかと言うことで、色々考えた末に、1CDLinuxを試してみました。
で、メジャーな「KNOPPIX」にチャレンジ。最初、6.2のDVD版を試したのですが、軽量デスクトップマネージャLXDEや、プログラムの起動を高速化する「LCAT(Live CD Acceleration Toolkit)」などのせいか、軽いOSに感じたり、見た目も無駄に派手で面白かったのですが、簡易サーバー機として使うための情報が意外なくらいに少なく、5.1.1だったかな?を使うことに。
で、起動後、サーバー機が側は
メニューのKNOPPIX>netwark設定で、network cardの設定を選択し、IPアドレスを固定に。
メニューのKNOPPIX>サービス、SSHサービスstartを選び、SSHサービス開始(その時のパスはknoppixに)
の二つの設定をし終了
クライアント機で、設定した上記IPアドレスで、ssh(tera term)と、sftpでアクセス(ともにアカウントknoppix、パスワードknoppix)できることを確認し、ホーム直下のDesktopに、生徒となる新人さん個々の名前のディレクトリを作り、そこで作業して貰うことにしました。
・全般コンピュータ、UNIX/LinuxとDOS/Windowsの話、サーバーとクライアント、低級/高級言語でC言語の話、現在のプログラム(構造化、多人数でのプログラム)の潮流などの概論
・サーバー機に入ってのプログラムする環境の整備(クライアント側のteraterm、SFTPクライアント、テキストエディタをダウンロード)、コマンドラインでの操作(cd,ls/dir,mv/moveなど)の説明
・まずはコンパイルの手順 コーディング(stdio.hをインクルード、pinrtf)、sftpでファイル転送、teratermでログインし、cc、a.outの実行
・C言語1(int/char、scanf、配列、for文、if文、標準関数の話)
・C言語2(アドレス、ポインタ変数、ポインタの配列、構造体、構造体のポインタ)
・C言語3(ファイルの入出力)
といった感じで教えてみました。結果については、次回。
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